収納ノウハウ
スキー板にはカビが生える?正しい保管方法・保管場所について解説
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- ライター/AZUKEL編集部
スキー板をどうやって保管すれば良いかわからない、という方は多いのではないでしょうか。間違った方法で保管すると、スキー板にカビが生えたり錆びついてしまったりする恐れがあります。安いものではありませんから、スキー板は丁寧に扱わなくてはいけませんね。
本記事ではスキー板の正しい保管方法およびおすすめの保管場所について解説します。また、使用期間が長いスキー板のお手入れ方法についてもまとめました。
本記事を読むことで正しい保管方法が分かり、愛用しているスキー板を長持ちさせることができるでしょう。スキー板の保管方法に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
スキー板は正しく保管した方が良い理由
スキー板は正しく保管することが大切です。理由としては次の3つが挙げられます。
- 付着した水分によって酸化が起こるため
- 雪上の硫安がダメージを与えるため
- 熱によって板が変形する可能性があるため
スキー板は高価なものも多いですから、保管に気をつけてできるだけ長持ちさせることが大切です。1つ1つの理由について詳しく解説していきます。
付着した水分によって酸化が起こるため
スキー板が濡れたままになっていたり、保管時に雨に濡れてしまったりすると、付着した水分によって酸化が起こる可能性があります。金属でできているスキー板のエッジは、酸化すると錆びてしまいます。また、滑走面も酸化すると劣化してしまいます。
スキー板が劣化してしまうと、滑走性能が悪くなってしまい、気持ちよくスキーを楽しむことができなくなってしまいますね。
雪上の硫安がダメージを与えるため
季節やスキー場にもよりますが、硫安という薬が雪の上に撒かれることがあります。硫安は雪を溶けにくくする効果を持ちます。
硫安が付着したままだと、スキー板がダメージを受けてしまう恐れがあります。
1日中スキーをしていると、硫安がかなりスキー板に付着してしまいます。これを放置すると、錆の原因になってしまうため、しっかり洗い流す必要があります。
熱によって板が変形する可能性があるため
スキー板は熱によって変形してしまう恐れもあります。高温湿気の場所で保管したり直射日光を長時間当てたりすると、変形しやすくなってしまいます。
気温が上がりやすい場所に保管したり、車に積みっぱなしにしておいたりするのは基本NGです。特に夏場は注意して保管しなくてはいけません。夏場だけ涼しい場所に保管場所を変更しないといけない場合もあるでしょう。
スキー板を収納する前にやるべきこと
スキー板を収納する前には、スキー板に汚れや水分が付いていないかしっかり確認することが大切です。汚れや水は錆やカビの原因になるので、丁寧に拭き取りましょう。
スキー板を洗浄する際は、水拭きと乾拭きを組み合わせるのがおすすめです。ただし、水拭きはびしゃびしゃのタオルで行わないようにしましょう。固く絞ったふきんなどを使います。その後は、乾いたタオルで乾拭きを行います。
汚れが落ちないなら、汚れ落としスプレーやブラシを使う必要もあります。汚れ落としスプレーは1,000円程度で手軽に購入することが可能です。
スキー板をシーズンオフ期間保管する際にやるべきこと
スキー板をシーズンオフ期間保管する際は、次の2ついずれかを行うことを推奨します。
- ホットワックスを塗る
- スキーチューンナップを依頼する
どちらを行うべきかは、「シーズン中にどのくらいスキーを行ったか」によります。そこまで滑ってないなら、ホットワックスを塗るだけで問題ないケースが多いですが、使用回数が多かったなら、スキーチューンナップをプロに依頼する方が安心できるでしょう。
1つ1つのやるべきことについて詳しく解説していきます。
ホットワックスを塗る
1つ目はホットワックスを塗る方法です。そこまで多く滑っていないなら、スキー板の消耗も激しくないでしょうから、自分でホットワックスを使ってお手入れするのが良いです。
ホットワックスとは、固形のワックスをアイロンで溶かしたものを指します。スキー板の滑走面に染み込ませることで、滑走性能を高めることができます。
ホットワックスは定期的に塗る必要があります。以前に塗ったワックスは酸化してしまい、ワックスとしての役目を果たさなくなってしまうためです。
スキーチューンナップを依頼する
2つめはスキーチューンナップを依頼する方法です。今年の使用頻度が多かった場合は、スキーショップなどにメンテナンスを依頼するのが良いでしょう。また、使用頻度が少ない場合でも、滑走面に傷があるなど明らかな消耗が見られるなら、スキーチューンナップを依頼することをおすすめします。
スキーチューンナップでは、ワックスを塗るだけでなく、滑走面を研磨して新しい滑走面を作り出したり、エッジの角度を調整したりします。これらは基本自分ではできないため、プロに依頼する必要があります。
使用頻度が多い場合、滑走面やエッジが激しく消耗しており、スムーズに滑れないこともあります。スキーチューンナップを行うことで、まるで新品に戻ったかのような使い心地になることもあります。
スキーチューンナップの相場は1万円程度です。多少お金はかかりますが、スキー板の寿命を伸ばせることを考えればそこまで高くはないでしょう。
スキー板の保管方法の候補一覧
続いて、スキー板の保管方法について解説します。スキー板の保管場所の候補としては、次の5つが挙げられます。
- 押入れ
- 屋外の物置
- 屋根裏・ロフト
- 室内の納戸
- トランクルーム(おすすめ)
本記事を読んでいる方も、このような保管場所を選択している場合が多いのではないでしょうか。それぞれの保管場所のメリット・デメリットについて、みていきましょう。
押入れ
スキー用品を押入れやクローゼットに保管している人は多いかもしれません。収納スペースが十分にある押入れがあるなら、スキー板を保管しても問題ないように思われます。押入れに入れておけば、シーズンオフ期間も邪魔になりませんからね。
ただし、押入れに保管する場合、中をきちんと掃除することが重要です。ホコリがひどいと、スキー板にカビが生えてしまう原因になります。また、整理されていないと出し入れも大変になりますし、出す際にどこかにぶつけて傷をつけてしまう恐れもあります。
屋外の物置
屋外に物置がある場合、物置にスキー用品を保管する人も多いのではないでしょうか。屋外に収納するメリットとしては、家の中に持ち込む必要がないため、家を汚す心配がないことです。また、駐車場の近くに物置がある場合、帰ってきてすぐにしまうことができます。
ただ、スキー板に関していえば、屋外に保管するのはあまりおすすめできません。というのも、物置は室温や湿気の管理がされておらず、スキー板が劣化してしまいやすいためです。
1年間ずっと物置にしまっていたら、次のシーズンでカビや錆だらけになっていた、ということはありえます。物置は目を通す機会が少ないため、スキー板の劣化に気が付かない人も多いでしょう。
スキー板を保管する際は、室温・湿気の管理がされている場所を選ぶのがおすすめです。
屋根裏・ロフト
屋根裏やロフトにスキー板などを保管している人もいます。屋根裏やロフトを収納スペースとして活用することで、部屋のスペースを有効活用することが可能です。
ただし、物置と同じで室温・湿気管理ができないのが難点です。加えて屋根裏やロフトの場合、夏場暑くなりやすく、熱気によってスキー板が劣化してしまう恐れがあります。熱い空気は上に溜まるようになっているため、他の部屋よりも暑くなるのです。
室内の納戸
納戸とは一般的には、収納専門の部屋を指します。納戸にスキー板を保管するのはおすすめです。なぜなら納戸は室温・湿気管理ができるためです。部屋の風通しをよくすれば、カビも生えにくくなります。ただし、納戸には窓がないことが多いため、除湿機を導入したり、エアコンを設置したりすることで、上手く室温・湿気管理を行う必要があります。
また、納戸のスペースに余裕がある場合、スキー板にワックスを塗るなどのお手入れも行いやすいでしょう。
ただ、そもそも納戸がない家も多いのではないかと思います。また、納戸が小さくてスキー用品を収納しきれない場合もあるでしょう。そのような場合は、次で説明するトランクルームを活用するのがおすすめです。
トランクルーム(おすすめ)
特にアパート・マンション住まいの場合、スキー用品の収納に困る場合も多いでしょう。自宅に収納場所がない場合、トランクルームを活用するのがおすすめです。
トランクルームとは、月額料金を支払うことでレンタルできる収納スペースのことです。サービスにもよりますが、スペースの広さなどは自分で選べることが多いです。
トランクルームには、屋外タイプと屋内タイプのものが多いです。屋外の方が多いですが、屋内タイプの方が室温・湿気管理が徹底されている場合が多く、スキー板の保管に適しています。トランクルームをこれまで使ったことがないという方は、ぜひ試してみてください。
スキー用品の保管に「AZUKEL」が適している理由
スキー用品を保管する際は、トランクルームの「AZUKEL」を活用するのがおすすめです。「AZUKEL」は自宅から一歩も出ることなく、宅配によって荷物を預けられるサービスです。「AZUKEL」がおすすめの理由は次の3つです。
- 室温・湿気が管理されている室内での保管
- セキュリティがしっかりしている
- 少量プランにも対応している
1つ1つの理由について詳しく解説していきます。
室温・湿気が管理されている室内での保管
「AZUKEL」は屋内タイプのトランクルームであり、かつ室温・湿気管理が徹底されています。空調が完備されており、1年間一定の温度・湿度で管理することが可能です。
スキー板にとって湿気は天敵ですので、トランクルームを選ぶ際はこの点を重視したいところです。屋内タイプであっても、常温管理が基本のトランクルームもあるので要注意です。
セキュリティがしっかりしている
「AZUKEL」はセキュリティがしっかりしており、高価なスキー用品も安全に管理することが可能です。「AZUKEL」では有人管理に加え、機械警備や監視カメラによって24時間管理されています。徹底した管理によって、不正侵入を遮断しています。
少量プランにも対応している
「AZUKEL」は少量プランに対応しているのもメリットです。スキー用品以外に特に預けるものがない場合、「トランクルームのスペースを無駄にしてしまうのでは」と考える人もいるかもしれません。しかし、AZUKELは0.1畳から4.0畳まで細かくプランが分けられています。そのため、スペースを無駄にする心配がありません。
スキー板は正しい方法で管理して長持ちさせるようにしよう
本記事ではスキー板の保管方法について解説しました。
スキー板は正しい方法で管理しないと、すぐに買い替えないといけなくなってしまいます。スキー板は熱に弱く、熱い場所だと劣化してしまう可能性があります。また、湿度が高いと錆がついたりカビが生えたりする恐れがあります。
結論としては、スキー板はトランクルームに保管するのがおすすめです。納戸があるならそこを保管場所として選んでも良いのですが、マンション・アパートに住んでいると、納戸がない場合が多いでしょう。特に屋内のトランクルームなら、室温・湿度管理がしっかりされていることが多く、スキー板が劣化してしまう心配がありません。
屋内のトランクルームの中でも「AZUKEL」は、容量別に細かくプランが分かれており、スキー用品だけ保管したい場合にも活用しやすいでしょう。また、セキュリティ体制がしっかりしているため、厳重に管理したい方にもおすすめです。