収納ノウハウ
本を断捨離するコツは?選び方と捨てられない本の対処法を紹介
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- ライター/AZUKEL編集部
本棚に溜まっていく本を整理したいと思いながらも、なかなか手放せないという人は多いですよね。本記事では、本を捨てる際に後悔しない選び方や、どうしても捨てられないときの対処法などについて詳しくご紹介します。
本を捨てられない理由と対処法
本を断捨離しようと思っても、実際に本を手に取ると「やっぱり捨てられない」と感じる人は少なくないと思います。
本はただの物ではなく、知識や思い出となっており、その感情も詰まった特別なモノであるために、簡単に手放せないのです。
ただ、部屋に本が増え過ぎると、生活空間がいつの間にかなくなっていくだけでなく、知らず知らずのうちに心の負担にも繋がります。
ここでは捨てられない主な理由と、それぞれに対する効果的な対処法をご紹介します。本当に大切な本を見極める断捨離のヒントを探していきましょう。
本を断捨離する時間がない
忙しい日常の中では、じっくりと本を整理する時間はなかなか取れないものです。
そのため、思い立ったタイミングで本を一度に全て処分してしまおうとすると、その罪悪感などが大きくなり、心の負担になりやすいのです。 新しい本を購入したタイミングや新たな本棚が必要となるタイミングなどをきっかけにして、無理のない範囲で断捨離を進めましょう。
定期的に少しずつ進めることで、ストレスなく進められます。
本を捨てるのがもったいない
購入した本には思い入れがあり、捨てることに抵抗を感じることも少なくありません。
特に、新しめの本を捨てることは非常に心苦しくなることでしょう。
その場合はフリーマーケットや買取サービスなどを利用して廃棄ではなく、再利用であること、また別の人に読んでもらいたいという気持ちを馳せて、本を手放す決意をするのがおすすめです。
読み返す機会がくるかもしれないとが思ってしまう
「いつかまた読むかも」と思う本は、意外と多いものです。しかし、その「いつか」は実際のところなかなか訪れません。対策として、「最後に読んだ日」をメモしておくことをおすすめします。
「最後に読んだ日」があまりにも遠いことを目の当たりにすることで、「いつか」が訪れない可能性の大きさを実感することができるためです。
思い出の本のため手放せない
思い出の詰まった本を処分するのは、心が痛むものです。だからといって全ての本を残しておくのは物理的な限界もあります。
特に自分の人生の特定の瞬間や思い出が詰まっていると感じ、簡単に処分できない本である場合は、以下の対処法を検討してみてください。
1.写真に撮って記録する
手放す前に本の表紙や特に思い入れのあるページを写真に撮っておくことで、その思い出を形に残すことができます。
さらにデジタルアルバムを作成すれば、いつでもその本に関する思い出を振り返ることができ、物理的なスペースも節約できます。
2.一部のページだけを保存する
特に重要な部分がある場合は、そのページだけを切り取って保存するのも一つの方法です。
お気に入りのフレーズや挿絵だけをスクラップブックに入れて見ることで、全体を持ち続けるよりもコンパクトに思い出を保存できます。
3.別の形でリメイクする
特別な本を、アートやクラフトの素材として再利用する方法もあります。表紙を額装して壁に飾ったり、ページを使って手作りのノートやアルバムを作ったりすることで、新たな形で思い出を手元に残すことができます。
4.友人や家族に譲る
思い出深い本を手放すのは難しいですが、信頼できる友人や家族に譲ることで、その本が別の誰かにとっても価値のある存在になるかもしれません。
本の内容に興味を持ちそうな友人や家族がいないか、ぜひ一度考えてみてください。
5.保管場所を限定する
本の断捨離で大切なのは、限られたスペースを有効活用して管理することです。どうしても手放せない思い出の本は、特定の小さな本棚や専用のボックスを用意して、そこに収まる分だけを保存するのがおすすめです。
この特別な思い出スペースを作る際に重要なのは、とりあえずで選んだボックスなどは絶対に使わず、特別美しいデザインの棚や箱を選ぶなど、サイズやデザインにしっかりとこだわることです。本棚を既に持っている場合は、一部を思い出本専用の特別エリアにしましょう。
いずれも思い出の本を特別な場所に配置することで、その一つの価値が際立ちます。そうすることでさらに他の本と区別しやすくなり、一定量以上の本が無いよう整理することを心掛けやすくなります。定期的にそのエリアを見直す習慣も必然的につくでしょう。
6.電子書籍で再購入を検討する
引越しなどで荷物を減らしたい場合は電子書籍でスペースを節約するのが有効です。電子書籍なら重量を気にせずに大量の本を持ち歩くことができます。
電子書籍で保管することで本のコンテンツはそのままに、物理的なスペースを節約することができるのです。紙の本をスキャンしてデジタル化するサービスなどもあるため、紙の本が再入手困難な場合は、デジタルアーカイブを作成するのも手です。
本を断捨離するメリット
本を整理することで、自分のライフスタイルを見直すきっかけになり、より快適で心地良い空間を作ることができます。持っている本と改めて向き合うことで、自分の興味や価値観を再認識し、新たな読書の楽しみを見つけることもできるかもしれません。
ここでは本を断捨離するメリットについて詳しく解説します。
部屋のスペースが増える
不要な本を手放すと、本棚や部屋全体に空間が広がります。余裕のある空間は心を落ち着かせ、生活の質を向上させる効果も期待できます。
特に狭い部屋に住んでいる場合、断捨離は暮らしを快適にする重要なステップです。
本を管理しやすくなる
本を断捨離することにより、探し物のストレスが減り、読書の時間を効率化することができます。
自分の好みの傾向が把握できる
本の断捨離は、自分が本当に興味のあるジャンルやテーマを明確に認識することにつなげることができ、今後の無駄な本の購入を防ぐことにもつながります。
断捨離における本の選び方
本を断捨離する際に悩むのが、「どの本を残すか、どの本を手放すか」という選択です。大切な本や思い入れのある本はもちろん、今後の役に立ちそうな本も判断が難しいことでしょう。
ここでは断捨離する際に参考にできる本の選び方について、残すべき本と手放しても良い本の特徴を詳しく解説します。自分の価値観やライフスタイルに合った基準を見つけて、賢く本を整理しましょう。
断捨離しない方がいい本の特徴
本を断捨離する際に、一気にすべてを手放してしまうのは避けたいところです。中には、手元に残しておくことで後々検討できる本や、自分の生活を豊かにしてくれる本が必ずあります。断捨離を成功させるためには、手放すべき本とそうでない本をきちんと把握することが重要です。
ここでは、断捨離しない方がいい本の特徴を紹介し、それらを大切に保管しておく理由について詳しく解説します。整理する中でも、自分にとって価値ある本を見つけて、しっかりと考えていきましょう。
絶版になっている本
手放すと再入手が難しいため、絶版の本は慎重に判断しましょう。 今後も読む可能性がある場合は、どうしても断念する必要はありません。
何度も読み返している本
何度も読む本は、あなたにとって価値のある一冊です。心の拠り所や自己成長に役立つ本は、ぜひ手元に残しましょう。
気持ちが上がる本
読むことで元気になれる本や、気分転換になる本も大切に保管しておきたいものです。
専門書や趣味の本
専門分野や趣味に関連する本は、今後も活用する可能性が高いため、残すことを検討しましょう。 特に学習目的や資料として使うために購入した本は、実用的な価値が高いです。
断捨離した方がいい本の特徴
断捨離をスムーズに進めるためには、手放すべき基準を明確にすることが大切です。持っている本の中には、もう必要ないのに生活空間を圧迫しているだけの本があるかもしれません。
断捨離することで、部屋をスッキリさせ、新たなスペースを生み出すことができます。
ここでは、断捨離した方がいい本の特徴について具体的に説明します。これらの基準を参考にしつつ、整理を進めてみてください。
途中で読むのをやめた本
興味が薄い本は、この先読む可能性が低いと言えます。途中で読むのをやめた本は、思い切って手放しましょう。
ボロボロになっている本
状態の悪い本は、思い出として保存価値が低い場合が多いです。電子書籍や新しい版で代替できる場合は再購入を検討するなどして、手元の本は処分を検討しましょう。
古い雑誌類
雑誌は情報が古くなりやすいため、改めて目を通すことも入手することも少ないものです。 特に数年以上前の雑誌はまとめて処分するに限ります。
電子書籍でも読める本
電子書籍で代替できる場合、物理的な本を持ち続ける必要はありません。
断捨離した本の処分方法
本を断捨離することを決めたら、次に考えるべきはその処分方法です。大切に呼んだ本だからこそ、ただ捨てるのではなく、正しい方法で手放すことが重要です。とはいえさまざまな選択肢があり、どの方法を選ぶかで、次の人へと価値をつなげたり、リサイクルとして資源を活用したりすることができます。
自分に合った処分方法を見つけて、スムーズに断捨離を進めましょう。
不用品回収業者に依頼
大量の本を一度に販売したい場合は不用品回収業者を利用すると便利です。
知人に譲る
まだ使える本は、興味を持ってくれそうな友人に譲るのも一つの方法です。思い入れのある本でも、誰かの手に渡せることで満足感が得られます。
フリマアプリや買取店を利用する
人気のフリマアプリや古本買取店で本を売るのも有効です。買取金額がある程度あれば、断捨離のモチベーションも上がります。
捨てられない本が多い際はトランクルームを活用
捨てられない本が多く、手放すのに悩み過ぎてしまう場合は、個人向けトランクルーム「AZUKEL」がおすすめです。「AZUKEL」なら、大切な本を手元に置かずして保管することができ、限られたスペースを有効活用することができるので、断捨離を進めつつ、捨てられない本を一時的に預けるなどにも最適です。
空調管理がされているため保存状態も安心
「AZUKEL」では、空調管理が徹底されており、温度や湿度が一定に保たれています。そのため、書籍を含む大切な物を最適な状態で保管することが可能です。
本が劣化したり、カビが生えたりするのを防ぐので、大切な本を長期保存したい場合に適した選択肢です。
セキュリティがしっかりしている
「AZUKEL」は、強固なセキュリティ体制を整えており、利用者の大切な荷物をしっかりと守ってくれます。
トランクルームの入退室には鍵やセキュリティコードが必要で、施設内には監視カメラが設置されているので、安心して自分の大切な本を預けることができ、手放すリスクを大幅に経験できます。
簡単に利用が開始できる
「AZUKEL」はスマホで簡単に契約可能で、月額200円〜と手軽に利用できるトランクルームです。
自宅にいながら預けられる
「AZUKEL」のような宅配型のトランクルームを利用すれば、自宅にいながら本を預けることができます。トランクルームまでわざわざ足を運ぶ必要がなく、オンラインで簡単に手続きができるため、重い荷物を運んで移動したくない人やなかなか時間を取れない人に便利です。
また、預けている本を手元に戻したいときも、必要に応じて簡単にアクセスできるのが嬉しいポイントです。
まとめ
本の断捨離は、心の負担を軽くし、空間の余裕を生むための大切なプロセスです。捨てがたいと悩んでしまう本を並べ続けておくよりも、その選び方や処分方法を工夫することで気持ちが楽になるものです。
そのプロセスを経てなお、手元に残したいと思う本に気付かされることもあるでしょう。そんなときはトランクルームも上手く活用しましょう。
トランクルームの存在についても念頭に置きながら、断捨離を通して本当に好きな本と過ごす時間をより大切なものにできますように。